春はぼたもち

2017年 03月20日 - 日常

今日は「春分の日」であり、お彼岸のお中日です。

お彼岸といえば、「おはぎ」や「ぼたもち」をイメージする方も多いでしょう。
おはぎとぼたもちは、基本的に同じもので、違うのは食べる時期だけなのです。
では、ぼたもちとおはぎを漢字に当てはめると、「牡丹餅」と「お萩」です。
ぼたもちは、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたものなのです。
おはぎは、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたものなのです。
よって、春はぼたもち、秋はおはぎと春秋使い分けないといけないのですが、今は年中おはぎで通すお店が圧倒的に多いようです。
日本において、小豆は縄文時代の古墳から発見されるくらい古くから、生活に欠かせない食品でした。
古来「赤色」には「魔除け」の力があるといわれており、小豆は祝の席や儀式の際にはお赤飯や砂糖をまぜてあんこにして捧げられてきました。
その習慣から、お彼岸ではお餅には「五穀豊穣」を、小豆には「魔除け」の意味を込めて、ぼたもちやおはぎにして、ご先祖さまへの感謝と家族の健康を願い、墓前やお仏壇にお供えするようになったといわれています。
いずれにせよ、美味しく作ってお供えしてください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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