悟りの世界

2017年 03月21日 - 日常


春のお彼岸も昨日がお中日で、今日から後半になります。
お彼岸はお盆と違い、日本特有のものです。
806年(大同元年)、日本で初めて彼岸会が行われました。
このとき崇道天皇(早良親王)のために諸国の国分寺の僧に命じて「七日金剛般若経を読まわしむ」と『日本後紀』に記述されています。
お彼岸は、ご先祖さまへご供養するだけでなく、私たち自身が仏道修行を実践する一週間でもあります。
「彼岸」とは悟りの世界。
心穏やかな悟りの境地に至るには、次の6つのことを実践することが求められます。
1)「布施」(ふせ)→ 金品や真心を他人に施すこと
2)「持戒」(じかい)→ 心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
3)「忍辱」(にんにく)→ 不平不満を言わないこと、腹を立てないこと
4)「精進」(しょうじん)→ 常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること
5)「禅定」(ぜんじょう)→ 心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
6)「智慧」(ちえ)→ 真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること
この6つの修行を、春と秋の年2回みんなで実践しようというのが、お彼岸の教えです。

ありがとうございました。  法華坊主 JOE

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