学び舎をあとに・・・

2017年 03月24日 - 日常

昨日、福島県内の公立小学校で卒業式が行われ、1万6千人あまりが、学び舎をあとにしました。
大震災の影響もあって、福島県内では今年度で9つの小学校が閉校、2校が休校となります。

卒業式は、別れと出会いの分岐点です。
ひとつの階段を登り終えたという喜びは、友だちと別れ別れになるという悲しみを伴っています。
日蓮聖人の「うれしきにも涙、悲しきにも涙」(『諸法実相抄』)という言葉が実感として味わえるのはこんな時です。
でもそんな時、もうひとつ忘れてならないことがあります。
それは、子供の成長を我が事のように喜んでくれる親の涙です。
その気持ちを分からなければ、後で親に悲しみの涙を流させることにもなりかねません。
日蓮聖人は、誰よりもご両親を大切になさった方、それだけに「衆生は、ことごとく是れ吾が子なり」(法華経・譬喩品)というお釈迦さまの御心に感激されました。
そして、その御教えで、私たちを救おうとなさったのです。
どうかお題目の信仰で、親子共ども心の絆を結び、人々とのご縁により、良い涙が流せる人になってください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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