お彼岸は「日願」

2017年 09月20日 - 日常

今日は、彼岸の入りです。
お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
古くは聖徳太子の頃から始まったともいわれています。
古い記録では『日本後記』に「延暦二十五年三月辛巳の条」に、「奉爲崇道天皇。令諸国国分寺僧春秋二仲月別七日。讀金剛般若經」とあり、崇道天皇(早良親王)の供養の為に諸国の国分寺の僧を集め、法要をしたことが記され、これが彼岸のはじまりとする説もあります。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いたお釈迦さまの教えも受け入れてきました。

お彼岸は「日願」でもあるため、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
また、お彼岸は迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になるよという意味もあり、「暑さ寒さも彼岸まで」には励ましの意もあったのです。

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