お餅は五穀豊穣、小豆は魔除け

2017年 09月24日 - 日常

昨日、お彼岸のお中日でしたが皆さんのお宅では「ぼたもち」をいただきましたか?、それとも「おはぎ」をいただきましたか?
お彼岸のお供えものの定番といえば、「ぼたもち」や「おはぎ」。
どちらも、もち米とうるち米を混ぜて炊き、適度につぶして丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子です。
いつの頃からか、春は春に咲く牡丹にちなんで「牡丹餅」といい、秋は秋に咲く萩にちなんで「御萩」というようになりました。
また、小豆は秋に収穫されるので、春はかたくなった皮を取ったこしあん、秋は皮ごと使ったつぶあんを使っていました。
そのため、本来「牡丹餅」はこしあん、「御萩」はつぶあんを使って作ります。
また、おもちは五穀豊穣、小豆は魔除けに通じることもあり、日本の行事に欠かせないものです。
昔は甘いものが貴重だったため、 ぼたもちといえばご馳走で、大切なお客様、お祝い、寄り合いなどでふるまわれ、法要の際にも必ずお供えしていました。

思いがけずよいことがあることを 「棚からぼたもち」といい、幸運の象徴にされていることからも、いかに人々の暮らしに根付いていたかがわかります。
「たなぼた」とは、棚の下で寝ていたら、その棚に置いてあった「ぼたもち」が、たまたま開いた口の中へ入ってきた、ということを言ったことわざです。
昔は「ぼたもち」がとても貴重な食べ物で、「ぼたもち」を食べたいという思いからこんな句ができたのか、それとも実際に偶然こういうことが起こったのかもしれませんね。

「花子とアン」明日からBS再放送  法華坊主 joe

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