天には桜の花 地には蓮の花

2017年 10月13日 - 日常

御会式(おえしき)は、日蓮聖人の御命日である10月13日を中心に営まれる報恩感謝の法会のことです。
お会式とは、仏教の各宗派に関わりなく法会の儀式という意味で一般的に法要をさす言葉ですが、日蓮聖人の御命日や御逮夜を中心に、その御遺徳を讃えて営まれる会式が盛大に行われ広く知られ、「御会式」といえば日蓮聖人の報恩感謝の法要をさすようになりました。
「御会式」は厳粛な中にも、お祖師さまが命がけで人々を救おうとされた気概を持とうという心から、古来より賑やかに行われてきました。
「御会式」には、御題目そして一天四海・皆帰妙法などの文字や、日蓮聖人の一代絵図などが描かれた華やかな万灯を中心に、纒を振り、太鼓・鉦・笛ではやしながら練り歩きお参りします。

弘安5年(1282)10月13日、辰の刻(午前8時頃)、日蓮聖人は池上(現在の東京都大田区)の地で61歳の御生涯を閉じられました。
弟子の日昭上人が、日蓮聖人の御入滅を知らせる「臨滅度時の鐘」を打ち鳴らすと大地が鳴動し、池上一帯の桜の木が一斉に花を咲かせたと伝えられています。
この故事にちなんで、御会式には桜の花に見立てた会式花が飾られます。
「天には桜の花、地には蓮の花」この世の暗闇を無くし、幸せの光を注いでいくために身を献げた日蓮聖人の願いが、この桜花に込められているかのようでした。
万灯に桜の花を飾るのは、こうしたいわれによるものです。

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