楽は苦の種、苦は楽の種

2018年 03月24日 - 日常


楽に生きたいと願うのが私たちですが、人生はそれほど甘くはありません。
娑婆(しゃば)という言葉をご存知でしょうか。
娑婆とは、仏教の言葉で、その意味は、「耐え忍ばなければ生きていけない世界」ということです。
でも私たちが信ずる法華経には「我がこの土は安穏にして、天・人、常に充満せり」(『如来壽量品』)とあります。
お釈迦さまもまた、正しい法をしっかり受持するならば「たとえ苦しみの世界でも、生きがいのある世界として受けることができますよ」と語られました。
そのためには、苦から逃げようとするのではなく、むしろ信念をもって受けとめることが大事です。
日蓮聖人は、信者の四條金吾殿に宛てた手紙の中で「苦をば苦と悟り、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうち唱え居させ給え」と諭されています。
前向きに生きることが、お題目信仰の真髄といえるでしょう。
お彼岸も無事お勤めすることができました。
これから日増しに温かくなる春の陽気に負けぬよう、努力精進を続けて参りましょう。

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