農作業の目安を教える鳥

2018年 05月22日 - 日常

「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」でもおなじみのほととぎすは、5月頃に南方から渡ってくる夏鳥で、夏の到来を告げてくれます。
また、ほととぎすの鳴き声が聞こえたら田植えをする時期だといわれ、農作業の目安を教える鳥として、古くから人々に親しまれていました。

ほととぎすは、古くから和歌や俳句、物語の中にもよく出てくる鳥で、様々な呼び名で登場しています。
「卯月鳥(うづきどり)」「早苗鳥(さなえどり)」「しでの田長(たおさ)」「時鳥(ときつどり)」「妹背鳥(いもせどり)」など、他にもたくさんの異名があります。
また、ほととぎすの漢字表記もいろいろあり、「杜鵑」「杜宇」「蜀魄」「不如帰」などは、蜀の望帝(杜宇)が帝位を家臣に譲り隠棲した後、死後ほととぎすに化し「不如帰」と鳴いていて飛び去ったという中国の伝説に由来します。
日本で初めて、明治30年に創刊された俳句雑誌「ホトトギス」は指導者である正岡子規の雅号「子規」にちなむものでした。
正岡子規の「子規」はほととぎすのことです。
「子規(ほととぎす)」は、「不如帰」から「思帰」となり「子規」に変わったという説があります。
ほととぎすは口の中が赤く、血を吐いたように見えることから「鳴いて血を吐くほととぎす」ともいわれます。
喀血に苦しむ自分の姿をほととぎすに重ねたといわれています。

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