雨の季節に似合うアジサイ

2018年 06月20日 - 日常

サッカーW杯、勝利の美酒に酔いながら目覚めた朝は、冷たい雨です。

各地でアジサイの花が満開を迎えています。
日本原産のアジサイが初めて書物に登場したのは、奈良時代のことでした。
日本最古の和歌集である『万葉集』に登場しています。
万葉集には様々な植物が記されていますが、アジサイが詠まれている和歌はわずか2首だけだそうです。
〇 言(こと)問はぬ 木すら味狭藍(あじさい) 諸弟(もろと)らが 練(ねり)の村戸(むらと)に あざむかえけり
〇 安治佐為(あじさい)の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子(せこ) 見つつ思はむ(しのはむ)
上の2首が、万葉集に記されていた和歌です。

これらの和歌を読んでみるとわかるように、万葉集が作られた時代には『紫陽花』という表記は使われていませんでした。
私たちに馴染みのある『紫陽花』という表記になったのは、平安時代のことです。
学者であり歌人の源順(みなもとの したごう)は、中国の白楽天の詩を読んだ際、その詩に記されている『紫陽花』と、日本でよく知られるアジサイが同じものだと考えました(実際は別種の植物だったようですが・・・)。
このことをきっかけに、アジサイに『紫陽花』という漢字があてられるようになったのです。
立正院の境内にも、紫陽花が咲き始めました。

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