絵本のひきだし

2018年 07月23日 - 日常

昨日、横浜で所用がありましたので上京していました。
今日は東京・松屋銀座で開催されている絵本作家・林明子さんの絵本原画を一堂に集めた「絵本のひきだし 林明子原画展」を観てきました。

林明子さんは、ベストセラー絵本『はじめてのおつかい』を代表作に、数々の名作を世に送り出した人気絵本作家です。
今回、はじめての展覧会となる本展では、そんな林さんの描く美しい原画約200点を展示し、会場は全6章のテーマに分けて構成されていました。
第1章「若きイラストレーターとして」では、絵本作家としての扉を開くこととなった『かみひこうき』や『しゃぼんだま』といった、貴重な初期作品を展示。また絵本作家としてデビューする以前に描いたという、初々しい作品も合わせて展示されています。
ベストセラー絵本の背景に迫る第2章「はじめてのおつかい」では、同作の原画を一堂に集結。
林さんの物語絵本のデビュー作でもある『はじめてのおつかい』は、作家・筒井頼子さんが文章を担当。
その後も『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』など、共作を手掛けることとなる2人の知られざるエピソードも合わせて紹介されています。
2人の手掛ける共作は、いずれも幼い女の子を描いた物語。
その原画からも子供時代に誰しも経験したであろう胸のドキドキが、伝わってきます。
また林は、ほかの作家との共作によっても、数々の名作を生み出しています。
第3章「ふくらむ作品世界」では、ジブリでアニメーション化された『魔女の宅急便』(作・角野栄子)や、いろんな動物たちと一緒にお風呂を楽しむ『おふろだいすき』(作・松岡享子)などの原画を展示されています。
第4章「林明子のものがたり」では、文・絵ともに林さんが手がけた作品「はっぱのおうち」「こんとあき」「まほうのえのぐ」など原画です。
第5章「様々な技法で」では、その作品によって描く手法を使い分ける林さんの多様な絵本製作について紹介しています。
第6章では夫で児童文学者の征矢清(そやきよし)氏との共作「ひよこさん」における原画を公開しています。
今回は、林明子さんの作品をよく知るナビゲーターとご一緒でしたので、〈こん〉の手作り秘話やご自身の育児体験も教えていただきましたので、楽しい展覧会でした。

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