西瓜 & 心太

2018年 08月10日 - 日常

「西瓜」・「心太」この二つの単語の読み方をご存知ですか。
「西瓜」は、言わずと知れた夏の果物の王様スイカです。
日本には17世紀半ば(江戸時代)に、隠元禅師が中国から持ち帰り伝わったとされ、中国では「水瓜」「夏瓜」とも呼ばれます。
すでに14世紀、あるいは16世紀にはあったとする説もあり、西域から伝わったので「西瓜」と呼ばれるようになったとか。
日本で本格的に栽培が始まったのは明治末期以降。
英語でウォーターメロンといわれるほど水分が多く、糖質、カロチン、カリウムなどのビタミンやミネラル分を豊富に含むため、夏のおやつに最適です。
また、抗酸化物質のリコピンが含まれ、心臓病、高血圧、老化を抑制する働きがあります。

「心太」は、涼感をもたらす昔ながらの夏の嗜好品トコロテンです。
天草(てんぐさ)や海髪(おのごり)などの海藻類を茹でて煮溶かし、冷まし固めたもので、これを「天突き」と呼ばれる道具で突いて細長い紐状にし、三杯酢をかけて和がらし添えて食べます。
トコロテンの製法は遣唐使によって中国から伝えられたとされますが、一般庶民が口にするようになったのは江戸時代以降といわれます。
食物繊維が多く整腸作用があり、生活習慣病を予防する食品として近年注目されています。
ちなみに寒天は、トコロテンを冷凍乾燥させたものです。

台風通過後、また猛暑が復活してきました。
「西瓜」・「心太」を食べて、平成最後の夏を乗り切りましょう。

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