月は、洒落ていてロマンチック
2018年 08月25日 - 日常
今日(25日)は、旧暦7月15日=満月の夜です。
現代の暦は太陽の動きにもとづいていますが、それまでは月の満ち欠けによる暦でした。
月を目安に時を知り、月明りを頼りに暮らすなど、月は生活の礎だったのです。
そして人は、様々な表情をみせる月に魅せられ、月に名前をつけました。
月の名前を知って月を眺めると、その美しさもまた、ひときわ冴えて見えますよ。
さて、僕が見ている今宵の月を、皆さまはどこでどのようにしてご覧になっているのでしょう。
月齢15日目の十五夜は、月が太陽の反対側に来て、まん丸の満月が輝きます。
この月は日没とともに東の空に昇り、明け方には西の空に沈みます。
これ以降は月の出がおよそ50分ずつ遅くなっていくので、16日目は、月が出てくるのをいざよう(ためらっている)ようだとして、「十六夜」と書いて「いざよい」と読みます。
17日目は、さらに遅いので、まだかまだかと立って待つ「立待月(たちまちづき)」。
18日目は、待ちくたびれて座ってしまうので「居待月(いまちづき)」。
19日目は、もう床に入って待つから「寝待月(ねまちづき)」。
20日目は、夜も更ける頃なので「更待月(ふけまちづき)」。
そして26日目には、夜明け(有明)の空に昇るから「有明月(ありあけのつき)」です。
出てくる月の気持ちになったり、待ちくたびれる人の気持ちになったり、とても洒落ていてロマンチックじゃありませんか。
ちなみに来月の十五夜は、9月24日の「中秋の名月」です。
安倍一強が続くと国民世論から乖離する。 法華坊主 joe