ユーモアと哀愁あふれる世界

2018年 08月30日 - 日常

昨日は、雨模様でしたが、時間を作って「安西水丸展」を福島県立美術館で観てきました。
安西水丸さん(1942年7月22日~2014年3月19日)は、1970年代より小説、漫画、絵本、エッセイや広告など多方面で活躍したイラストレーターです。
はじめ広告代理店や出版社に勤め、デザイン等の仕事をしながら、嵐山光三郎の勧めで『ガロ』に漫画を掲載、南房総での幼少期を題材とした『青の時代』が高い評価を受けます。
独立後は、村上春樹をはじめとする本の装幀や、『がたん ごとん がたん ごとん』などの絵本、和田誠との展覧会、広告や執筆活動など幅広く活躍しました。
「その人にしか描けない絵」を追求し、身近なものを独自の感性で表現した作品は、私たちをユーモアと哀愁あふれる世界へと誘います。
本展では、「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と資料あわせて約760点によりご紹介します。(企画展HP参考)

シンプルな線で描かれた線と、カッティングシートを使って作る作品。
そのシートと線を少しずらすのが、コツだと安西さんは言われていたとか。
ゆるい線で、「ずれ」もゆるい性質を表すものなのに、どうして都会的な空気が出るの?と不思議でたまりません。
残り少ない期間(~9/2)ですが、ぜひ足を運んでください。
ちなみに、村上春樹さんとは彼がジャズ喫茶の経営者時代からの付き合いで、親交がたいへん深かったそうです。

体操女子でも、暴力・パワハラ?  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です