台風21号、本州に接近・上陸?

2018年 09月1日 - 日常

今日から9月=長月(ながつき)です。
日増しに夜が長くなるので「夜長月」、それが「長月」になったといわれています。
また今日は、立春から数えて210日目にあたる「二百十日(にひゃくとおか)」です。
この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり、厄日とか荒れ日などといわれ、一つの目安として警戒を呼びかけていたようです。
二百十日が雑節として暦に記載されたのは江戸時代で、先人たちの経験に基づいた生活の知恵が暦となっているのです。
まさに来週半ばには、台風21号が日本列島に接近・上陸の可能性があるようですから、最新の台風情報に注意しなければいけませんね。

もうひとつの「二百十日」は、1906年に発表された夏目漱石の短めの小説です。
「草枕」と同じく熊本県が舞台で、作者の熊本滞在中の実体験が元になったと言われています。
主な登場人物は圭さんと碌さんの二人で、小説の大半がこの二人の会話文で成り立っており、夏目漱石の小説の中でもかなり異色の作品だと思います。
二百十日の嵐の中、阿蘇山に登山中、谷に落ちた圭さんを碌さんが助ける場面が印象的です。
豪快な性格で常に碌さんを引っ張っていた圭さんが、碌さんに引っ張り上げられて助けられるという、印象に残る場面です。
物語のクライマックスシーンということもあり、手に汗握る内容になっています。
量が短いので1時間もあれば読めますし、内容が理解ができればめちゃくちゃ面白いとは言いませんが、それなりに面白いですよ。

スリジャヤワルダナプラコッテー、憶えられな~い。  法華坊主 joe

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