清らかで美しく控えめとしつつも凛

2018年 09月7日 - 日常

春の七草は1月7日の人日(じんじつ)の節供に七草粥にして食べることで有名ですが、秋にも七草があります。
しかし秋の七草は、これにちなんだ節供や行事があるわけではなく、鑑賞して秋の風情を楽しむものです。
➀ 秋に咲く草と言う意味の「萩(ハギ)」
➁ 花期は夏なので夏の着物によく描かれている「桔梗(キキョウ)」
➂ 茎で籠や布を織り、根から採取したでんぷんがくず粉となる「葛(クズ)」
➃ 乾燥させると香りが強く、桜餅のような香りがする「藤袴(フジバカマ)」
➄ 恋に破れて身投げした女の脱ぎ捨てた山吹色の「女郎花(オミナエシ)」
➅ 私たちがよく知っているススキ「尾花(オバナ)」
➆ 愛児を失った親がその子の愛した花を形見として撫でたことに由来する「撫子(ナデシコ)」
以上が、秋の七草です。

その中でも、「ナデシコ」とは、ナデシコ科一群の植物の総称をいい、自生種のほか園芸品種の種類も多数ある多年草です。
日本女性の清楚な美しさをナデシコの花に見立てていう「大和撫子(やまとなでしこ)」という言葉は、みなさんよくご存じのことと思います。
日本のイメージが強い「なでしこ」ですが、世界各地に分布しており、その種類も豊富で、扱いやすく丈夫なため、品種や場所によっては、ほぼ周年にわたって鑑賞することができます。
夏から秋ごろにピンク、赤や白などの小さな花をつける秋の七草の一つですが、夏の季語にもなっています。
派手さの無い淡紅色の美しい花が、「清らかで美しく、控えめとしつつも凛とした日本女性」と重なることから、理想の日本女性の美称として大和撫子の名前が借りられるようになりました。

元モー娘・吉澤、ひき逃げ・酒気帯び、なにやってんだ!  法華坊主 joe

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