栗は秋の味覚の代表格

2018年 09月13日 - 日常

昨日訪れた秋田県鹿角市の「大湯環状列石」の脇に、大きな栗の木がありました。
「栗」は秋の味覚の代表格です。
洋菓子店や和菓子店にさまざまな栗のお菓子が並び、甘党にはわくわくする季節です。
栗ごはんや渋皮煮なども、ぜひ味わいたい秋の味覚です。
栗と日本人のつながりは古く、縄文時代にまでさかのぼります。
青森県青森市にある三内丸山遺跡(約5,500年前~4,000年前)の発掘で、原始的な狩猟生活をしていたと考えられていた縄文時代の人々は、実は集落をつくって暮らし、その周りに栗やクルミの木の林を作って、その実を主食にしていたことがわかりました。
栗は大事な食料であり、縄文時代から栽培されていたのです。
弥生時代以降、雑穀の栽培や稲作が始まっても、栗は飢饉などに備える救荒作物として植えられてきました。
また、栗の実を干し、臼でついて殻と渋皮を取り除いたものを「搗ち栗(かちぐり)」といい、保存食として用いられてきました。
臼でつくことを「搗つ」といい、それが「勝つ」に通じることから「勝ち栗」とされ、勝利を祈願する縁起物として戦国武将が戦の前に食べたといわれます。

ちなみに、大湯環状列石は三内丸山遺跡などと共に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、平成30年度の世界文化遺産推薦候補に選定されたそうです。

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