菊座、黒皮、ちりめん、知ってる?

2018年 10月5日 - 日常

街にはハロウィンのお飾りが賑やかになってきました。
ハロウィンの目玉のひとつがカボチャです。
東南アジアのカンボジアは、ポルトガル語で「カンボジャ」と呼ばれます。
日本における「カボチャ」の呼び名は、この「カンボジャ」に由来すると言われています。
カボチャは漢字で「南瓜」と表記しますが、南方のカンボジア方面から持ち込まれた瓜なので、「カンボジャ ⇒ カボチャ」と名付けられたようです。
ただし、カボチャの本来の原産地はアメリカ大陸で、大航海時代以降に世界に広まりました。
日本に伝わったのも16~17世紀(戦国時代から江戸時代前期)ごろと最近ですが、江戸時代のうちに庶民生活に浸透し、俳句にも多く詠まれました。
小林一茶の句に「鶺鴒(せきれい)がたたいて見たる南瓜かな」というのがあります。

かつて日本で栽培されるカボチャの主流は、菊座、黒皮、ちりめんなどの名のつく「日本カボチャ」でしたが、近年は「西洋カボチャ」が主流になりました。
「西洋カボチャ」はほくほくとして美味いため、栗南瓜とも呼ばれます。
なお、ハロウィンに用いられるオレンジ色のかぼちゃは「ヘポカボチャ」と呼ばれる種で、ズッキーニと同じ種類だそうです。
ちなみに、冬至にカボチャを食べると魔除けになり、風邪や中風にかからないといわれてきましたが、野菜の少ない時期の栄養補給の意味があったようです。

ノーベル平和賞、ムクウェゲ医師でよかった。  法華坊主 joe

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