御会式は秋の風物詩

2018年 10月12日 - 日常

日蓮聖人がお亡くなりになられた日(ご入滅の忌日)に営む法要を「御会式(おえしき)」といいます。
「報恩講(ほうおんこう)」「恩命講(おんめいこう)」「御命講(おめいこう)」ともいいます。
松尾芭蕉の句に「御命講や 油のような 酒五升」とあり、元禄の頃には江戸を代表するような盛大な行事になっていたことが伺い知れます。
もともとの「お会式」の意味は「法会の儀式」の略語であり、法華宗や日蓮宗に限ったものではありませんが、現在の日蓮聖人の忌日に行う報恩会の事を指すことになっています。

今日はそのお逮夜でもあり、法華坊主の誕生日でもあります。
日蓮聖人御入滅の霊跡である池上本門寺では、12日の御逮夜に万灯練供養(万灯行列)が行われます。
100を超える各地の万灯講中が練り歩き、池上の町は深夜まで万灯の灯りとお題目に包まれます。
その様子は古くから秋の風物詩として名高く、安藤広重の名所江戸百景などの浮世絵にも当時の賑わいを知ることができます。

新天皇即位、GW10連休へ。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です