読書の力によって、平和な文化国家を

2018年 10月29日 - 日常

「読書週間」ってご存知ですか。
読書の普及のための行事週間で、1924年(大正13)図書館週間として発足し、のち図書祭と改称され、1939年(昭和14)から日中戦争、第二次世界大戦などにより一時中止されましたが、終戦まもない1947年(昭和22)、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回「読書週間」が開催されました。 
そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは期間も10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。
そして「読書週間」は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民の国」になりました。
いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、大きく変容しようとしています。
しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、「本」が重要な役割を果たすことはかわりありません。
暮らしのスタイルに、人生設計のなかに、新しい感覚での「本とのつきあい方」をとりいれていこうとする運動です。
「読書週間」が始まる10月27日が、「文字・活字文化の日」に制定されましたから、よりいっそうの盛りあがりが期待されます。

法華坊主も一年の初めに「映画50本、読書50冊」の目標を立てていますが、なかなか成就する年はありません。
私の親しい友人は、大の読書好きで年間100冊以上の本を読んでいて、近刊や現在読んでいる本の是非についてアドバイスをくれますが、その話をお聞きするだけで「完読したような気になる」自分を笑っています。
まさに今が「読書週間」ですから、ジャンルに関係なく本に触れて読書に親しみ、行間に隠れた著者の心を探ってみてはいかがでしょうか。

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