子・孫の無事成長を祈る

2018年 11月12日 - 日常

今月15日は「七五三」。
既に、立正院にも当該の男児・女児がお参りに来ています。
11月は秋の収穫を祝う月だったことから、子どもの成長も祝うようになりました。
子ども時代の大切な節目となる3歳(男女)、5歳(男の子)、7歳(女の子)の成長に感謝し、寺社に参拝して、人生の節目をお祝いする行事です。
七五三は、室町時代に始まった「帯解きの義」(おびときのぎ)が起源。
昔は医療が未発達なこともあり子どもの死亡率が高かったため、「7歳までは神の子」といわれ、それまでは魂が定まらないと考えられていました。
7歳は大事な節目の年とされ、7歳で「神の子」になったのです。
江戸時代からは女子は7歳、男子は5歳で祝うようになり、その後、今のような形になりました。

江戸時代、徳川家光が当時虚弱体質であった四男徳松(後の五代将軍綱吉)の無事成長を祈るために、袴着の儀式を執り行ったのが11月15日で、これが一般に定着したといわれています。
なぜこの日が選ばれたかは、「鬼宿日」(きしゅくにち)という吉日にあたるという説や、秋の収穫の月で縁起がよいとされた11月、3と5と7を足して15日にしたという説があります。
しかし、最近では特に15日にはこだわらずに10月から11月にかけての家族が揃う吉日を選んで行う人も多いようです
ちなみに、鬼宿日とは古代中国の天文学で用いられた区分法「二十八宿」の鬼宿にあたる日をいい、最吉日で婚礼以外は万事に大吉とされる日です。
お子さま・お孫さまの、無事成長を祈り、ご参詣をお待ちしています。

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