払っても払っても離れない

2018年 11月21日 - 日常

皆さんは「濡れ落ち葉」という言葉を知っていますよね?
「濡れ落ち葉」を調べてみると、本来の意味は「濡れた落ち葉のこと」とは言うまでもありません。

ただ、もうひとつの意味があることをご存知ですか?
濡れた落ち葉が「払っても払ってもなかなか離れない」様子から転じて、主に定年退職後の夫が、特に趣味もないために、妻が出かけようとすると必ず「ワシも(付いて行く)」と言って、どこにでも付いて来る様子を指すようになりました。
子供はいつかはひとり立ちする時が来ますが、夫との関係はそうはいきません。
妻が子育てに夢中になっている間は、夫も仕事に熱中していて、お互いに無関心でいられても、いざ、子供が巣立ち、夫が定年を迎えて、毎日、顔を合わせるようになると、もはや「亭主元気で留守がいい」などと言っていられなくなり、これからの人生を共に向き合って生きていかなければならなくなるのです。
評論家の樋口恵子さんが、あるシンポジウムで伝聞として聞いたもの「近ごろは、粗大ゴミではなく『濡れた落ち葉』と言うのですって」と紹介したことで広まり、「濡れ落葉」として1989年の流行語大賞新語部門・表現賞を受賞したのです。
働いている間は仕事に追われるあまり趣味を持つことはおろか、家庭を顧みることも、地域での活動に参加することもなかったため、退職後いざ何かを始めようと思ってもそのために必要な人間関係もなければノウハウもなく、またそれらを得るために努力しようという意欲もエネルギーもない状態に陥っている輩はいませんか。
法華坊主と同年代の男性諸氏、「濡れ落ち葉」と揶揄されぬよう第二の人生を歩み続けましょう。

韓国政府、慰安婦財団の解散を発表。  法華坊主 joe

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