ひとつだけ取り残す心

2018年 11月22日 - 日常

今日(22日)は、24節気の「小雪(しょうせつ)」で、冬とはいえまだ雪はさほど多くない、という意味です。
木々の葉が落ち、山には初雪が舞い始める頃なのですが、今年は11月に入っても温かい日が続き、本州で季節外れの「夏日」も記録しました。
ようやくここに来て北海道・札幌でも128年ぶり遅い初雪を観測し、各地で初冬の寒さが舞い下りて、街行く人々も一気に冬の装いになってしまいました。
でも、「寒波」というように寒気には波があって、移動性高気圧に覆われると暖かく感じる日もあり、「小春日和」となりますね。

「木守り(キマモリ)」という言葉をご存知ですか?
柿などの果樹で実を取りつくさずに、枝にひとつだけ取り残しておいたものを「木守り」と言います。
最後の1個は神様に捧げる、鳥のために残しておくなどの言い伝えがあります。
豊かな実りを与えてくれた自然に感謝し、来年もよく実るようにというまじないですが、枯れた木の枝にひとつポツンと残る紅い実は、晩秋ならではの風景です。
日常生活においても、あれもこれも、なにもかにも、と欲張らず、木守りの心を大切にしていただきたいですね。

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