災いを除けて無事に過ごせるように

2019年 01月7日 - 日常

毎年新年を迎えると気になる「厄年」をどう過ごせばよいのでしょう?

厄には災い、苦しみ、災難、不幸などの意味があり、災いを除けて無事に過ごせるよう祈願祈祷することを「厄除け」「厄祓い」「厄落とし」などといいます。
厄といっても、ある日突然大きな災いにみまわれるわけではなく、私たちの日常には、大なり小なり良くないこともあります。そうして毎日少しずつ溜まっていく厄(日常厄)を、折りにふれこまめに祓ったり、節目のときに祓ったりしています(初詣、節句、七五三などもそのひとつ)。そして、人生の中でとりわけ重要視されているのが厄年なのです。

厄年は災難や不幸に遭遇することが多いとされる年齢のことで、陰陽道の考えにもとづいて平安時代に広がりました。
もともとは「役年」であり、ある年齢になると地域社会や寺社の役を担うという習わしからきているといわれています。そうとらえると、心身ともに鍛錬し、周囲の役に立つ人間になるための年であると考えることもできます。
男女で厄年の年齢は異なりますが、一般的にみて、体調の面でも社会的役割の面でも大きな変化が起こりやすい年齢のため、現在でも厄年を意識する人が多いのです。

男性・・・25歳、42歳、61歳 ⇒ 男性の42歳は「死に」に通じる大厄とされています。
女性・・・19歳、33歳、37歳 ⇒ 女性の33歳は「散々」に通じる大厄とされています。
一般的に、厄年は 数え年(生まれたときが1歳で、正月がくるたびに1つ年をとる)で考えるため、誕生日前なら満年齢にプラス2歳、誕生日後ならプラス1歳で考えます。
各厄年の前年を厄の前兆があらわれる「前厄」、当年を災いに遭う率の高い「本厄」、後年を厄のおそれが薄らぐ「後厄」といい、厄年前後の3年間は警戒すべきとされています

立正院の「厄除け祈願」は、1月12日・13日・14日の三日間に執り行いますので、心当たりの方はお申込み下さい。

昭和天皇の陵墓を参拝、天皇陛下即位30年。  法華坊主 joe

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