主婦をねぎらう「女正月」

2019年 01月14日 - 日常

明日(15日)は「小正月(こしょうがつ)」です。
元日を大正月というのに対して呼んだ名。 
松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で「女正月」とも呼ばれています。
関西では、小正月までを松の内とします。
年神様や先祖を迎える行事を行う大正月に対して、小正月は家庭的な行事を行う正月で、盆と同様に大切な節目でした。

大正月には門松を飾りますが、小正月には餅花(もちばな)をなどを飾ります。これは、豊作の予祝の大切の行事でした。そのため「花正月」ともいいます。

この日の朝には、鏡開きのお餅を入れた小豆粥をいただきます。昔中国では、小豆粥を炊いて家族の健康を祈るならわしがあり、日本でも無病息災と五穀豊穣を願い粥をいただく風習が残っています。また、この日はどんと焼きといって、神社で正月飾りや古いお札などを燃やします。

福島では「だんごさし」と呼ばれる小正月の行事がありますが、他の地方では「繭玉」とか「餅花」などとも呼ばれています。
ミズキの若木に団子や小判、米俵、鯛、恵比寿、大黒などをかたどった「ふなせんべい」の飾りを吊るし、この年の五穀豊穣や家内安全、商売繁盛を願います。

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