自信や誇りを持って

2019年 01月16日 - 日常

大相撲の第72代横綱稀勢の里が今日、現役を引退しました。
進退を懸けて臨んだ初場所で初日から3連敗と不振の成績。記者会見では「横綱として、みなさまの期待にそえられないのは悔いが残りますが、私の土俵人生において一片の悔いもございません」と涙をこらえながら話しました。

古来、日本人とりわけ武士階級では「往生際が悪い(おうじょうぎわがわるい)」ことは恥とされてきました。
「往生際が悪い」とは、窮地に追いやられて負けを認めざるを得なくなった局面においてもなお態度や振る舞いに潔さがなく、未練を持ってぐずぐずしていたり悪あがきをしていたりする様子、などの意味の表現です。

「晩節を汚す(ばんせつをけがす)」と言う言葉も同様に日本人の矜持(きょうじ)を示す言葉です。
「晩節を汚す」とは、それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、後にそれまでの評価を覆すような振る舞いをし、名誉を失うことです。

決して、横綱・稀勢の里のことではないことを前置きして・・・。
最近、往生際が悪くて、晩節を汚す人が余りにも多いと思いませんか。ネットが、これだけ普及した時代では、身辺をよほど綺麗にして置かないと、昔のようにごまかして生き残ることは不可能です。昨今のTVで目にする光景は『一体こいつらに矜持はあるのか?』と思わせることばかりでザンネンです。私自身の猛省も込めて・・・。

社会学者・古市憲寿さん、芥川賞逃す。  法華坊主 joe

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