福を呼び込むための行事

2019年 02月2日 - 日常

節分の豆まきは、災いをもたらす鬼を追い払い、新年に福を呼び込むための行事です。

大豆は五穀のひとつで穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきました。
大豆は米よりも大粒でまいた時の音も大きいため、鬼(邪気)を払う力も大きいと考えられたのです。
そして、魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて魔を滅する(魔滅=まめ)にも通じることから、節分に豆まきをするようになりました。
豆まきに用いる大豆は、必ず炒り豆でなくてはいけません。
これは、拾い忘れた大豆から芽が出てしまうと縁起が悪いためで、「炒る」が「射る」にも通じます。
つまり、「魔目」を「射る」ことで「魔滅」となるわけで、炒った大豆を「福豆」といいます。

窓を開けて「鬼は外!」と外へ向かってまき、鬼が戻らないようすぐに窓を閉めてから、「福は内!」と室内にまきます。
奥の部屋から順番に、最後は玄関までまいて、家中の鬼を追い出すのが良さそうです。
豆まきがすんだら、1年間無事にすごせるよう願いながら、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べましょう(新しい年の分として1つ多く食べる、いわゆる 数え年として1つ多く食べる、もともとが数え年と考え新年の分を加えて2つ多く食べる、満年齢のまま食べるなど、地方によって異なる場合もあります)。
これを「年とり豆」といい、豆を食べることで新年の力をもらい、邪気を祓って福を呼ぶとされています。
明日の夜は、家族そろって大きな声で「鬼は外!、福は内!」。

元幕内貴ノ岩が断髪式、元日馬富士もハサミ。  法華坊主 joe

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