目標、映画鑑賞50本。

2019年 02月20日 - 日常


世界最高峰の映画の祭典「第91回アカデミー賞授賞式」がいよいよ日本時間2/25(月)午前8:30より開催されます。
そこで今日は、候補作品ではありませんが最近観た映画のお話をしましょう。

インドの新鋭シュバシシュ・ブティアニ監督が弱冠27歳で手がけ、ベネチア国際映画祭などで賞賛されたヒューマンドラマで、雄大なガンジス河を背景に、誰にでもいつか訪れる「死」というテーマを、ユーモアと人情味を交えて描いた作品「ガンジスに還る」です。
ガンジス河畔のバラナシは、死して解脱することを待つ人々が集う待機場所。
バラナシに漂うインドならではのスピリチュアルな空気が、なぜだかこの物語に奇妙な至福と少しのユーモアをもたらしており、死ぬことは悲しいけれど、残された時間を過ごす少しの知恵さえあれば、もしかして不幸ではないかも知れないと思わせてくれます。
そして同時に、人の命のはかなさが胸に迫って苦しいのだけれど、親子の葛藤と和解、別離と旅立ちなど、残る余韻の普遍性がしばらく後を引く秀作でした。

それからもう一つ「未来を乗り換えた男」。
現代のフランス。ファシズムの風が吹き荒れたナチスによる史実と現代の難民問題を重ね合わせ、祖国を追われた人々が希望を求めてさまよう姿をサスペンスフルに描いたドラマ。
主人公は、つまり何がしたかったのか?、ラストの事故の意味は?
個人的には、現代とファシズムを組み合わせた設定が最後までうまく消化できず、難しい映画でした。

大坂なおみ、初戦敗退。  法華坊主 joe

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