嫁に行き遅れますよ!の理由。

2019年 03月3日 - 日常

今日は、雛祭り。
「お雛様(雛人形)を早く片付けないと嫁に行き遅れますよ」なぜこんなことを言うのでしょう? 単なる迷信とあなどるなかれ! ここには深い意味・由来があります。

その理由は、雛祭りは古代中国の厄払い行事である上巳の節句、人形(ひとがた)に穢れをうつして流す風習、小さな人形をつかった雛遊びなどが混ざって成立したものです。
現在でも流し雛をする地域がありますが(もちろん、あの豪華な雛人形ではなく、藁や紙でできた雛人形です)、雛人形にその子の厄や災いを移すという考えから、厄を移した人形をいつまでも身近におかず、早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いと考えました。

またこんな説もあります。
雛人形はいつまでも眺めていたいものですし、いざ片付けるとなると面倒でしょう。
しかし、片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれません。そこで「お雛さまを早く片付けないと嫁に行き遅れますよ」と言って、しつけました。
さらには、早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」といい、雛人形は婚礼の様子を表しているので、飾る時期を娘の結婚になぞらえている説もあります。
「お雛様を早く片付けないと嫁に行き遅れますよ」と言われるようになった理由には、いくつかの説があるにせよ、娘の幸せを願う親心なんですね。
このような意を汲んで片付けをするのなら、3日以降早めに片付けましょう。

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