今にも動き出しそうな動物。

2019年 03月5日 - 日常

昨日、今日と冷たい雨が降り続いています。
四国の南と伊豆諸島付近の低気圧はそれぞれ東へ進む見込みで、上空の寒気を伴った気圧の谷が本州付近を通過するため、真冬並みの寒さに戻ったようです。

先日、上京した際に「北斎アニマルズ」(~4月7日、すみだ北斎美術館)を観てきました。
葛飾北斎やその一門が描いた生き物の作品を紹介する企画展です。
北斎は動物園にいるような、哺乳類や鳥、虫、魚介などの生き物をたくさん描いています。
リアリティを追求し、今にも動き出しそうな動物を描く一方、北斎独特の視点によるユーモアも兼ね備えた生き物の作品も残しています。
北斎の動物には、繊細な表情を伝えるような特徴的な目で描かれたものもあります。

展示作品はそれほど多くはありませんでしたが、来場者が少ないため、六本木で催されている北斎展よりも、1つ1つの作品をじっくり見ることができました。
しかし『北斎漫画』に描かれているような小物作品が多く、北斎の迫力を感じることはできず、また北斎の面白人生の魅力を伝えきれていないようにも感じました。
人気を博している「新・北斎展」を観た二週間後でしたから、余計にそう感じたのかもしれませんね。

公開前に日付が変わってしまいました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です