「大犬陰嚢」何と読む?

2019年 03月20日 - 日常

今日の福島は22.2℃で、5月初旬のあたたかい陽気でした。
そんな中、境内近くの土手縁を歩いていましたら、オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)が咲き誇っているのを発見しました。
この花は、60年近く見てきた花ですが、この年になって初めて名前を覚えました。
というのも、先月の末に都会に住む友人から「オオイヌノフグリが咲き始めました」という話を聞き、この花がそうだったのかと恥ずかしながら判明した次第です。

オオイヌノフグリは、明治時代に欧州から渡来した外来種で、路傍や畑地の斜面などに生育する越年草です。
早春のまだ肌寒い時期から春にかけて、短い茎の上部の葉腋に径1㎝ほどの瑠璃(るり)色の4弁花をつけますが、しばしば群生するので多くの花が咲き乱れているように見えます。

在来種のイヌノフグリに似ていて、花や草姿が倍以上大きいので「オオ」です。
「犬陰嚢(いぬのふぐり)」の名は、果実の様子が雄犬の「○○たま」に似ているという命名だそうですが、ちょっと品の無い名前ですね。
そんなかわいそうな名前のオオイヌノフグリですが、その花言葉は「忠実」「信頼」「清らか」と聞いて安心しました。
学名が、聖書に登場する聖女ベロニカと同じ綴りであることから、彼女にちなんで、「信頼」「忠実」「清らか」という花言葉を持つようになったそうです。
本州以南に群生しますから、路傍や畑地の斜面などを確認してみてください。

オウム・地下鉄サリン事件から今日で24年。  法華坊主 joe

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