卯の花が咲く月

2019年 04月2日 - 日常

4月の別名は、卯月(うづき)です。
卯月の意味や由来にはいくつか説がありますますが、なかでも「卯の花が咲く月」が省略され「卯月」になったという説は有名です。
ほかにも、稲を植える月という意味の「植月(うゑつき)」「種月(うづき)」「田植苗月(たうえなへづき)」「苗植月(なへうゑづき)」が転じた説、一年の最初を意味する「初」「産」の「う」から「卯月」になった説があります。

卯月にはさまざまな別名・異称があります。
例えば、夏初月(なつはづき)・・・・・・陰暦では4月から6月が「夏」になるため、4月の「卯月」は夏の最初の月にあたるため「夏初月」とも呼ばれます。
次に、孟夏(もうか)・・・・・・「孟」には「はじめ」という意味があり、陰暦で4月をさす卯月は、最初の夏を意味するとして「孟夏」と呼ばれました。
続いて、麦秋(ばくしゅう)・・・・・・卯月の終わり頃は麦の収穫時期ですので、麦の収穫時期は秋に見立てられることから、麦の収穫時期を表す言葉として「麦秋」と呼ばれたようです。
最後に、乏月(ぼうげつ)・・・・・・麦の収穫を控え前年に採れた米もなくなり、穀物が乏しくなる時期ということから「乏月」とも呼ばれたようです。

陰暦の卯月は夏の最初にあたり、古来の日本では卯月を境に衣替えしたともいわれています。
現代の卯月は4月下旬から6月上旬頃にあたりますから、その時期には古来の季節感に思いを馳せつつクールビズに備えて衣替えをしてみてはいかがでしょうか。

寒い一日、花見と雪見のコラボ。  法華坊主 joe

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