壱千部の経典を読誦する法会。

2019年 04月7日 - 日常

本山(大本山光長寺)の「千部会(せんぶえ)」で、沼津に行ってきました。
千部会とは、祈願・追善・報恩などのために、壱千部の経典を読誦する法会のことです。
その起源は遠く奈良時代にまでさかのぼり、『続日本書紀』によると「天平20年(748)7月、聖武天皇が先帝元正天皇の崩御に際し、法華経壱千部を書写して供養した」というのがはじまりだとされています。
全国各地から集まった多数の僧侶が法華経一部を省略せずに壱千回読誦することから「法華千部会」と称され、また一般には「お千部」とも呼ばれています。
現在の「千部会」では壱千回読誦には至りませんが、一週間にわたり読経を続けます。
この法会は、仏縁を結ぶために広く一般の人々に千部施主となっていただき、その浄財によって営まれ、「千部施主」の方々の現在・過去・未来の所願満足を祈願するものです。
また「千部施主」として功徳をつむことは、施主本人のみならず、家族の幸福にもつながる大変意義深いことです。

福島はようやくサクラの開花が発表されましたが、沼津は満開で、境内のサクラが参詣者を待ち受けてくれていました。

法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です