ルンビニーの花園になぞらえて

2019年 04月8日 - 日常

4月8日は仏教の開祖・お釈迦さまが生まれた日とされ、「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」と呼ばれる行事が行われ、また花がふんだんに使われることから「花祭り」として親しまれています。
境内に花で飾ったお堂「花御堂」が設けられ、甘茶を入れた水盤の上に「誕生仏」といわれるお釈迦さまの像が置かれ、「花御堂」はお釈迦さまの誕生の地であるインドのルンビニーの花園になぞらえたものです。
「誕生仏」は、お釈迦さまが生まれてすぐ東西南北の四方にそれぞれ7歩歩み、右手で天を左手で地を指して、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん/人間ひとりひとりが一つしかない命をいただいている尊い存在である)と唱えたという姿を表したものです。
お釈迦さまの誕生時に、九頭の龍が天から清浄の水を注いで産湯を使わせたという故事があります。
また同様に、甘露の雨を降り注いだという故事から、柄杓で甘茶をすくい、誕生仏の頭上から注いでお参りします。

それにしてもキリストの誕生日はあんなにも盛り上がるのに、どうしてお釈迦おさまの誕生日はいまひとつなの。
おふたりとも、世界的な超有名人?に変わりないのにね。

やすらぎの刻~道、1年間の壮大な物語が開幕。  法華坊主 joe

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