春を待つ歌は別れに彩られる。

2019年 04月10日 - 日常


預けし 我が心は 今でも返事を待っています
どれほど月日が流れても ずっと ずっと待っています
それは それは 明日を越えて いつか いつかきっと届く
春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く ♫ 

ユーミンが書いた「春よ、来い」は、誰もが聴いたことがある曲、文語が使われた美しい歌詞が特徴的です。
数々のCMタイアップを経て、今や音楽の教科書にも載っています。
この曲は歌詞には難しい言葉が使われているので、全て記憶されている方は少ないでしょう。

これは冬から初春にかけての歌ですが、今日のように桜の開花が過ぎても冷たい雪が降ると思わず口ずさんでしまいます。
今日、東京・国立劇場で開催された「天皇陛下御即位30年奉祝感謝の集い」でもユーミンが熱唱していました。

僕は、1番の歌詞より2番の歌詞が好きです。
1番は君との別れの前、2番は君と別れた後を歌っています。
かなりの年月が流れたことが推測できますが、それでも「君」を愛し待ち続けているのです。
2番は1番と異なり、平易な言葉で語られているのは「君」を思う語り手の率直な気持ちでしょうか。
難しい文語が使われている分、分かりやすい言葉でストレートに書かれている部分が印象深く残ります。
1曲通して聞いたときに難しすぎる印象を与えないのは、ユーミンのバランス感覚が優れているからですね。

待ってました、総理が桜田五輪相を更迭。  法華坊主 joe

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