土旺用事(どおうようじ)

2019年 04月17日 - 日常

今日から(~5月5日)、春の土用です。
土用という言葉でまず思い浮かぶのは土用の丑の日。
土用の丑の日と聞くと多くの人は夏の暑い日にうなぎを食べることを連想するのではないでしょうか。
ところで、土用は夏だけではなく春夏秋冬のそれぞれに年4回あります。
また、昔からの言い伝えで土用の期間は土いじりをしてはいけないとされています。
土用の正式名称は「土旺用事(どおうようじ)」、略して土用と称するのが一般的です。
土用は陰陽道によるもので、具体的には立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間、を指しています。
古来、土用の期間は土いじりをしてはいけないと言われてきました。
なぜでしょうか?、こちらについてもは陰陽道が影響をしているようです。
陰陽道の神の中の一人に土公神(どくしん・どくじん)という神様がいます。
土公神は土を司る神様で、土用の期間は土を支配するとされていたため、土公神が土を支配している期間は土いじりをしてはいけないと言われています。
現在でも建築関係では土用の期間は土を掘り起こすことを避ける場合があるようで、もっとも土用の期間に入る前に着工して既に土をいじっている場合は、土用の期間に入って土いじりを継続しても良いと言われています。

季節の変わり目でもある土用の期間は、体調を崩しやすかったり、精神的に不安定になったりするので、昔の人々の言い伝えを信じ、静かにゆっくり過ごすのも良いのではないでしょうか。

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