「平成」残り一週間。

2019年 04月23日 - 日常

新天皇の即位に伴い、5月1日午前0時「平成」から「令和」に切り替わります。
天皇の退位に伴う改元は、憲政史上初めてです。

4月1日、菅官房長官が記者会見し、新しい元号を発表したのに続き、安倍首相も「令和」について「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明しました。
首相はさらに、「令和」の典拠は万葉集で、歌の序文から二文字をとったことを表明し、元号の典拠が中国の漢籍ではなく、初めて日本の「国書」になったと述べ、万葉集は「我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書だ」と力説しました。
典拠となった歌の序文には「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く、風和(かぜやわら)ぎ」という表現があり、「令」には、「おきて」「命令」のほか「よい」などの意味があります。
「和」は「調和」や「平和」などに使われます。
安倍首相は記者会見で、「我が国は、歴史の大きな転換点を迎えていますが、いかに時代が移ろうとも、日本には決して色あせることのない価値があると思います」と、万葉集を典拠とした理由を説明しました。

現在85歳の天皇陛下は、高齢を理由に退位する意向を固め、息子の皇太子徳仁親王に譲位することとなりました。
天皇の譲位は約二百年ぶりとなります。
元号とは、それぞれの天皇の在位期間を基準とする紀年法のこと。
日本では西暦と共に用いられ、貨幣や新聞、運転免許証や公的書類などで目にします。
新元号の名前は、今後数十年にわたる日本の生活の基調となるもので、大半の日本人にとって日常生活で大きい意味をもつものです。
今も広く使われていますが、その一方で、日本が国際社会の影響を受け入れるようになると共に、使用頻度が少なくなったことは残念でなりません。
近い将来、位牌に記す歿年月日も西暦になってしまうのですかね。

両陛下が昭和天皇陵を参拝、退位を報告。  法華坊主 joe

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