雨が降って百穀を潤す。

2019年 04月24日 - 日常

昨日までの春の晴天も一休みして、夕方から雨がぱらついています。
暦と季節は正直というがごとく、4月20日は二十四節気の「穀雨(こくう)」でした。
「雨が降って百穀を潤す」という意味です。
その名の通り、雨が降る日が多くなり、田畑が潤います。
春先の変わりやすい天気も安定し、種まきなどに適した季節で農作業の目安とされていました。
二十四節気における春は、立春(りっしゅん)に始まり、穀雨(こくう)で終わりを告げます。
農耕民族である私たち日本人の祖は、この時期になると田植えの準備に取り掛かりました。
雪が解け、様々な命が吹き返し、草花が順々に咲き、鳥が渡り、春はすっかり次の命を育む用意ができたころ、そんな時期が「穀雨」であり、穀物を育てるために降る雨、と言われています。
別の言い方に「瑞雨(ずいう)」を同じ意味です。
また、草木をうるおす雨を「甘雨(かんう)」と言い、どれも命を育む雨を敬って呼ばれた言葉です。

桜が散るとまるで春が終わったような気分になる方も多いかもしれませんが、花の楽しみはまだまだこれからです。
街路樹には、花水木(はなみずき)も咲き始め、桜が散った空を埋めてくれるようです。
そして、春なのにまた雨が!と思いそうになったら、これも実りの季節に必要な命の水なのだと、言い聞かせてみませんか?

有森&Qちゃんの師、小出監督逝く。  法華坊主 joe

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