福島でふたたび開催!

2019年 04月25日 - 日常

地元福島で「若冲」展(~5月6日、福島県立美術館)を観てきました。
都会で観るのと違って、駐車場でお一人から「これからですか?」、待機していたタクシー運転者からLINEで「同伴者は誰?」、館内で「ご住職もですか?」と声をかけられました。
天才絵師をゆっくり観ようと思っても、凡才法師を誰が見ているか分かりませんね(笑) 

1716(正徳6)年、京都の青物問屋の長男として生まれた若冲は、家業のかたわら狩野派、中国の宋原画などを学び、絵師として独自の画風を確立していきます。
動物や植物など生きものたちの命の輝きを見つめ、その繊細なタッチと華美な着色に彩られた画風は見る人の心を捉えました。
江戸中期、町民文化が花開き日本が世界に発信する芸術文化を生んだ時代、独学で自らの画風を創り上げた天才絵師・若冲。
その繊細で華やかな作品は今も高い評価を得ています。
今回の展覧会は、若冲作品の単独展となっており、全国の美術館、博物館、寺社、個人所蔵の作品のほか、海外美術館所蔵作品加え、のべ約110点を展示されていて、若冲の生き様や人柄が伝わってきます。
京都から大阪に避難した若冲が描いた西福寺のふすま絵・蓮池図には、荒れ果てた京都への一筋の希望が託されている作品として展示されていました。
作品の一部入れ替えで「象図」が観られなかったのが残念ですが、「百犬図」は見応えがありました。

ゴーン被告再び保釈、検察側の準抗告棄却で。  法華坊主 joe

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