日本の歴史を辿る旅。

2019年 05月3日 - 日常

10連休の最中、昨日はメチャ混みの新幹線に乗って上京しました。
特に改元時期を狙ったわけではありませんが、一度行ってみたいと思っていた「聖徳記念絵画館」を訪ねました。

聖徳記念絵画館は、明治天皇・昭憲皇太后の御遺徳を永く後世に伝えるために造営された、神宮外苑のシンボルともいえる存在です。
青山通りの外苑入り口から銀杏並木越しに見る景観は、東京を代表する風景のひとつとして親しまれています。
建物は、大正7年(1918年)に一般から設計を募集し、国民の寄付金によって建設されたそうです。
様式は鉄筋コンクリート造りで、表面は花崗岩で覆われています。
いただいた資料によると、東西112m、南北35m、中央の円筒の高さは32m。
花崗岩は岡山県万成産で、屋根は銅の板葺、内装には岐阜県美濃産をはじめとする国産大理石が使われていました(国重要文化財)。
館内には、明治天皇・昭憲皇太后の御在世中の御事蹟を伝える大壁画(縦3m横2.5~2.7m)が、画題の年代順に展示されており、当時の出来事を時代を追って見ることができます。
壁画の揮毫者は大正14年には内定していましたが、全80面が揃ったのは10年後の昭和11年とのことで、その間に依頼を受けながら完成をみず逝去した画家も7名いたそうです。
絵画制作費は、各絵画にゆかりの深い人たちや団体がが寄付していました。
壮麗な美術館で、日本の歴史を辿る旅に浸ってみてはいかがですか。

明日は、一般参賀。  法華坊主 joe

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