誤用からでた真実?
2019年 05月10日 - 日常
「五月(さつき)」は旧暦で使われる言葉で、旧暦の5月(皐月・早苗月)は、今の6月にあたり、梅雨のころです。
しかし、現在の暦を使い始めてから、間違って新暦5月の晴れの意味でも使われるようになってしまいました。
もともと「五月晴れ」は「梅雨の晴れ間」「梅雨の合間の晴天」という意味をもつ言葉でした。
ですから、新暦5月のカラッとした晴天のイメージではなく、夏の訪れを感じるムシ暑いような晴れのことです。
今ではこの誤用が定着して国語辞典でも、5月の晴れに用いても良いとされているので、5月の晴れの日に使っても間違いではありません。
嘘から出た真(まこと)ではありませんが、間違った使われ方だったのがいつの間にかスタンダードになったというケースです。
五月晴れは元々は歳時記にあるように、梅雨の間の晴れ間を指すことばであったけれど、現在では基本的には新暦5月の空の晴れ渡っている様子を指しているようです。
五月晴れというのは晴れ渡った運動会やハイキングにぴったりの日をイメージする人が多くそのように使われていたところ、いつしかそれがスタンダードとなったということです。
日本語は、難しいし面白いですね。
米、対中関税を25%に引き上げ実行。 法華坊主 joe