浮世絵の歴史をほぼ網羅。

2019年 05月24日 - 日常

今日も暑かったですが、明日以降はもっと暑くなりそうですね。
今週は昨日まで東京滞在でしたが、雨の日も晴れの日もあって、今年も急な天候の変化に悩まされる予感がいたします。

在京中に暇をつくって、「オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵メアリー・エインズワース浮世絵コレクション -初期浮世絵から北斎・広重まで」(~5/26)を観に千葉市立美術館を訪ねました。
アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のアレン・メモリアル美術館には、アメリカ人女性メアリー・エインズワース(1867-1950)が、この母校に寄贈した1500点以上の浮世絵版画が所蔵されています。
明治39年(1906)、エインズワースの来日を契機に始まったこのコレクションでは、珍しい初期の作品から、鳥居清長(1752-1815)や喜多川歌麿(?-1806)など錦絵が興隆をみた黄金期の作品、葛飾北斎(1760-1849)、歌川広重(1797-1858)の活躍による幕末の風景画に至るまで、浮世絵の歴史をほぼ網羅することができる展覧会です。
初期の単色刷りから徐々に色が加わっていく過程を観るのも楽しく、個人的には赤・緑が加わった頃の浮世絵が美しく、琴線に触れました。
よく知られた人気のある作品ばかりでなく、希少な作品も多く、また保存状態も良好で、浮世絵版画の魅力を余す所なく伝える美しいコレクションですが、これまでアメリカにおいてさえ大規模な展覧会は行われたことはなかったそうです。
この美術館は初めてお訪ねしましたが、さほど込んでいないので都内の美術館よりゆっくり回れました。
浮世絵や江戸絵画、現代美術を中心に、独自の切り口をもった展覧会で全国的に評価されている美術館だそうで、ネオ・ルネサンス様式の近代建築を内包した建物も見どころのひとつのようです。

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