珠玉の名品を思う存分。

2019年 06月2日 - 日常

今日もお天気に恵まれ、初夏の爽やかな一日でした。
梅雨入り前の晴天を利用して、身も心も、さらには生活環境をも風通し良くしたいものですね。

今日で閉展になりましたが、先日上京した時に観た「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」(東京国立博物館)について記します。
この特別展は、皇室ゆかりの名品である狩野永徳筆「唐獅子図屏風」と、永徳最晩年の作である国宝「檜図屏風」を、同時公開するのに加えて、雪舟、尾形光琳、葛飾北斎らの名品を、一堂に紹介する展覧会でした。
狩野永徳&狩野常信の「唐獅子図屏風」の迫力を感じるだけでも充分満足です。
この作品は毛利家に伝わっていたのですが、その経緯は本能寺の変の際、豊臣秀吉が至急の和睦のためこの屏風を毛利に贈ったそうで、秀吉の天下取りのきっかけとなる歴史の証拠品です。
特に永徳の右隻はすごいド迫力で、左隻の常信の唐獅子に比べて永徳の唐獅子の肉厚感を感じることが出来ました。
雪舟の「秋冬山水図」は意外と小さくてビックリ。
北斎の「西瓜図」はユーモラスで、なんか謎めいてます。
芦雪の「花鳥遊魚図巻」は芦雪が得意そうなモチーフがたくさん描かれていて、見ていて楽しかったです。
作品数は少なめでしたがとても充実していて、平安時代から近代までの選りすぐられた名だたる日本美術の名品をいっぺんに観ることができ満足しました。
次の機会があったら、また楽しみですね。

続く家庭内殺人、元農水事務次官も。  法華坊主 joe

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