様々なことが始まる時期。

2019年 06月6日 - 日常

今日は24節気のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」です。
「芒(のぎ)」ある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています。
「芒」とは、米や麦などイネ科の植物で、花の外側についている針のような突起のことで、「禾」とも書きます。
そこから、芒のある穀物の種をまく時期と言われ、稲の場合は種をまくというより、苗を植える形になるので田植えの時期とも言えるのでしょう。

また、能や歌舞伎・狂言などの伝統芸能は、6歳の6月6日に始めると上手になると言われています。
そのため、6月6日は「楽器の日」「生花の日」などが制定されています。
なぜこの日に初稽古を行うと良いのか、そこには諸説あります。
指を使って親指から順に数字を数えていくと、6の時に小指が立ちますよね。
そこから「子が立つ」ということで、縁起が良いとされています。
室町時代に能を大成したことで有名な世阿弥(ぜあみ)は「風姿花伝」という著書を残していますが、その中で、能は数えで7歳(つまり6歳)から始めると書かれており、そこに由来したとも言われています。

稲作活動が本格的に始まったり、芸事の初稽古が行われたり、芒種は様々なことが始まる時期といえます。
1年もそろそろ半分を迎えようとしていますので「あ、今年もやりたいことできなかったな…」と後悔しないためにも、ぜひこの時期に何か始めてみてはいかがでしょうか。

安倍総理、伊藤博文さんがお嘆きですよ。  法華坊主 joe

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