カビが生えやすいので「黴雨」。
2019年 06月11日 - 日常
今年の福島県の梅雨入りは6月7日でしたが、暦の上では、今日が「入梅(にゅうばい)」です。
昔は「芒種」後の最初の壬(みずのえ)の日とされていましたが、現在は「芒種」から数えて6日目頃だそうです。
暦の上での梅雨入りをあらわし、梅の実が黄色く色づき、梅雨に入る頃を示しますので、実際の梅雨入りとは異なります。
農家にとっては、田植えの日を決めるうえでも、梅雨の時期を知ることは重要でした。
昔は、今のように気象情報が発達していないため、江戸時代、目安として暦の上で入梅を設けたのだと考えられています。
梅雨期に水揚げされる真鰯を「入梅いわし」と言います。
このころの鰯は産卵前で、年間を通して最も脂がのっておいしいとされています。
梅雨とは、中国・韓国・日本(北海道を除く)などの東アジアに見られる雨季のことで、中国で梅の実が熟する頃の雨季を梅雨(めいゆ)と呼ばれていて、それが日本に伝わったとされています。
また、黴(カビ)が生えやすい時季なので「黴雨」と書いて「ばいう」と名付けられたようですが、ちょうど梅の実が収穫される頃にあたることから「梅」の字をあてて「梅雨」と書くようになったといわれています。
老後2000万報告、麻生さん受け取らず。 法華坊主 joe