文月とは、7月の和風月名。

2019年 07月1日 - 日常

今日から7月、「文月(ふみづき)」を迎えました。
「文月って何月のことかいえる?」ととっさに聞かれると、古文好きの方はともかく、すぐには出てこないという方は多いのではないでしょうか。
文月とは、7月をあらわす和風月名のことで、この夏のひと月をあらわす文月には、実は様々な興味深い由来やエピソードが隠されています。
一説には、稲の穂が実る月=穂含月(ほふみづき)という連想から生まれた呼び名だといわれています。
「ふみづき」は夏真っ盛りの7月を指す呼び名なのに、稲穂が実る、という意味を含んでいることに、奇妙な違和感を覚えます。
しかし、和風月名は、現在の暦より約一か月遅れの旧暦の季節や行事に合わせたものですから、現在の季節感とはひと月ほどずれがあります。
現在でいえば8月中旬に当たる「ふみづき」は、まだまだ暑いけれど、秋の気配を感じる季節でもありました。
稲の穂が実る月という意味の「穂含月」も文月の異称とされる呼び名です。
この呼び名の由来は、「穂見祭(ほみさい)」という行事とかかわりが深いものと考えられています。
穂見祭とは、旧暦の7月、現在の8月の時期に行う先祖祭りのことを指し、稲穂が見える月ということから穂見祭と呼ばれるようになりました。
また豊作祈願及び豊凶占いの神事式を指すこともあるようです。

梅雨前線の活動が活発化。  法華坊主 joe

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