閉館にともなう恩恵展。

2019年 07月2日 - 日常

うっとうしい梅雨空が続いていますが、こんな時は美術館・博物館めぐりがお薦めです。
すでに先月末で終了してしまった「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」(Bunkamuraザ・ミュージアム)は観落とさなくてよかった展覧会でした。
「バレル・コレクション」は、産業革命期に英国随一の海港都市として栄えたグラスゴー出身の海運王ウィリアム・バレルが蒐集した芸術作品のコレクションで、多岐にわたるジャンルの作品を集めた、世界屈指のコレクションとされています。
通常は英国外への作品貸し出しを行わない「バレル・コレクション」だそうですが、現在、改修工事に伴い閉館しているため、日本でのコレクション展示が実現しました。
この展覧会では、9,000点以上にも及ぶ「バレル・コレクション」の中から西洋近代絵画を中心とした73点の作品と、同市のケルヴィングローヴ美術博物館が所蔵するゴッホやルノワールなどの作品7点を展示しており、全80点の内、76点は日本初公開だそうです。
特に、バレルにフランス美術を紹介した敏腕画商、アレクサンダー・リードをフィンセント・ファン・ゴッホが描いた「アレクサンダー・リードの肖像」が登場していて引き寄せられました。
東京閉幕後は、静岡市美術館(8/7~)、広島県立美術館(11/2~)でも開催されますから必見です。

老後資金問題、金融庁長官続投。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です