県内各地に低温注意報!

2019年 07月10日 - 日常

今日も梅雨寒のいち日でした。
福島県内は中通りと浜通りの一部で、最高気温が4月下旬並みの異常気象が続いています。
気象台は、平年よりも日照時間が少なく、気温の低い日がこのあと2週間程度続く見込みだとして、農作物の管理などに十分、注意するよう呼びかけています。

「サムサノナツハオロオロアルキ」。
〈寒さの夏はおろおろ歩き〉は宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節です。
岩手県の農業技術者だった賢治にとって、寒い夏は実らぬ稲と飢饉の到来を意味していました。
その賢治はイーハトーブの冷害による飢饉で父母を失い、妹をさらわれた少年の物語「グスコーブドリの伝記」を書き、技術者となったブドリは火山の噴火による温室効果ガス放出で冷害から人々を救おうと自らの身を犠牲にするのです。
賢治の心配を超えて、品種改良などによって人々は飢饉の恐怖から解放され、逆に温室効果ガスによる地球温暖化が心配な世となりましたが、依然、人々を困らせる「サムサノナツ」は時おりやってくるのです。
原因は、これも過去の冷害をもたらしたオホーツク海高気圧からの冷たく湿った東風「やませ」です。
米不足を招いた26年前の冷夏を思い出しますが、それほどでなくとも低温と日照不足による農業への影響は避けられそうにありません。
時代変われど、天の気まぐれの下で「オロオロアルキ」するしかないのが人間です。
余談ですが、もちろん宮沢賢治が、私たちと同じように法華経の信奉者であることも忘れてはなりません。ナ~ム~

マーくん、球宴初登板で日本人初勝利。

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