塩は、けがれを払うもの。

2019年 07月17日 - 日常

いま開催中の大相撲名古屋場所も11日目を終了し、鶴竜が11連勝で単独トップです。
大相撲では力士たちが土俵上で塩をまきますが、実際にはどんな意味があるかご存知でしょうか。
日本での塩とは、「けがれを払うもの」「神聖なもの」として信仰されてきた歴史があります。
けがれた体を清めるために海水につかるということが行われていたようで、海水からとれる塩にも同じような意味が付加されたと考えられます。
五穀豊穣を占う神事ともつながりの深い大相撲では、「清めの塩」をまいて土俵を清め、神聖な場所にするという意味があります。
またケガをしないように神に祈るという意味合いもあり、ケガをした場所に塩をふりかける力士の姿もよく見ることができるでしょう。
使われている塩について調べてみますと、年3回の東京場所で使う塩は、1987年から毎年「伯方の塩」が使われているそうです。
伯方の塩を作っている伯方塩業は大相撲の支援に熱心で、塩の供給だけでなく懸賞金などもたくさん出しています。
地方場所や巡業で使われる塩は味の素の「瀬戸のほん塩」だったり、その都度仕入れているというのが実際のようです。

別の塩の話です。
先日お檀家さんから、お土産だと言って「珠洲の藻塩」(製造:新海塩産業)をいただきました。
「珠洲の藻塩」とは、古代の製塩に使われていた海藻・ホンダワラの旨み成分を盛り込み、炊き上げた塩です。
対馬海流と千島海流が交わる海に接する能登半島、その恵みのきれいな海水と海藻を使用していますから、素材の味を引き出し、さまざまな料理におすすめです。ご馳走さまでした。

古市憲寿氏、芥川賞2度目の落選。  法華坊主 joe

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