風鈴のルーツは、風鐸。

2019年 07月26日 - 日常

夏の猛暑がようやく始まりました。
風に揺れて「ちりん、ちりん」と涼やかな音色を奏でる「風鈴」は、夏の風物詩で、風鈴の音色を聞くと、ふと涼を感じるものです。
暑い時期ですが、お気に入りの風鈴を軒先や室内の風の通り道につるして、爽やかに過ごすのも良いものです。
風鈴のルーツは、仏教伝来とともにもたらされた「風鐸(ふうたく)」です。
風鐸は、今の風鈴とは全く違う重い音色で、邪気を遠ざける魔除けの鐘としてつるされるもので、今でもお寺の軒先などに見ることができます。
風鈴がいつから日本の夏の風物詩になったのかははっきりしませんが、江戸時代の浮世絵には、浴衣を着て涼んでいる美人とともに今と同じ形の風鈴が描かれています。
青銅製が中心だった風鈴ですが、江戸時代に入ると、ガラス作りの技術がもたらされ、ガラス製の江戸風鈴が作られるようになりました。
江戸の町にはたくさんの物売りがいて、売り声も高くにぎやかに売り歩いていましたが、「風鈴売り」だけは、風鈴の音色がよく聞こえるように声を上げずに売り歩いていたといわれます。
軒先に風鈴をつるして、涼を感じてみませんか。

今年初めて台風上陸か?  法華坊主 joe

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