境内のシンボルツリー。

2019年 08月19日 - 日常

境内の「百日紅」が見頃を迎えています。
「百日紅」を何と読みますか?
そうです、ミソハギ科で中国南部を原産地とする落葉高木「サルスベリ」です。

別名をヒャクジツコウといい、古くは長安の紫微宮廷に多く植えられていました。
その百日紅という名前の由来は、3つあります。
1つめは、朝鮮半島に伝わる悲恋の伝説です。
昔、旅の途中の王子が、竜神を退治し、生贄にされていた娘を助けました。
恋中となった二人は100日後の再会を約束するのですが、娘はその日の目前に他界してしまいます。娘の墓から紅色の花が咲く木が生えてきたことから、村人が「百日紅(ヒャクジツソウ)」と名づけました。
2つめは、約100日間ピンクの花が咲き続けるという、一度咲いた枝先から新芽が出て花が次々と咲く様子が名前の由来となっている説です。
3つ目は、木登り上手の猿も滑って登れないほどツルツルした樹皮の様子から名づけられた、「猿滑」という和名です。

百日紅の花言葉とは、「貴方を信じる・潔白」、「雄弁」、「愛嬌・不用意」、など、伝説にまつわる言葉や、花の咲き方や木の様子に由来する生命力をたとえるような言葉となっています。
花言葉は「雄弁」「愛嬌・不用意」「あなたを信じる・潔白」などがあり、伝説にまつわる言葉や、花の咲き方や木の様子に由来する生命力をたとえるような言葉となっています。
「雄弁」は次から次へと枝先にたくさんの花が咲き続く様子から生まれた言葉です。
「愛嬌」「不用意」は樹皮が滑るため、猿も木から落ちるということから生まれた言葉です。
「あなたを信じる・潔白」」は、ある王子様が恋人に100日後に会うことを約束して旅立ち、戻ってくると恋人は亡くなっていて、その恋人が埋葬されていた場所から生えていたのが百日紅だった、という伝説に基づくものだといわれています。

『拝謁記』昭和天皇、戦争反省語れず。  法華坊主 joe


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